【いちごのレジェンドがいるんだけど、どう?】

・帝国ホテル

・リッツカールトン

・ラ・ロシェル南青山店(鉄人坂井シェフのお店)

・HAL YAMASHITA東京

・マルガージェラート(世界ジェラート大使のお店)

などなど、あこがれの超一流シェフがこぞって野口さんのイチゴを買い求めます。

「いちごのレジェンドがいるんだけど、どう? アポとってみるけど」 たしか、こんな申し出が武井さんからあって、伺った取材。 3月後半の繁忙期にお邪魔しました。 以前も、書きましたが、私の読みが甘く、 イチゴ農家に行ったのに、イチゴの映像を撮ってない!! という、失態をかましました。

需要がすごいので、午後に伺ったら、 出荷用のイチゴなんて、1パックもないのです。 とはいえ、2,3パックぐらいあるでしょー、 なんて思ってて、本当に無い! 出荷済み、空っぽ。 ハウス内での出荷前のイチゴしか映像に収めることができませんでした。

近所の直売所で仕入れたイチゴと、野口さんのイチゴを 食べ比べて、「あ~、やっぱり違うね~」なんて、 武井さんに言ってもらおうという、 私の浅い予定調和は、完全に雲散霧消しました。 で、今回はハウス内の様子をお届けします。

美味しいイチゴが作られる理由を垣間見ることができます! 野口さん、もとは外資系の超有名IT会社のプログラマだったんですね。 私としては、そちらに興味があるのですが、 エンジニア的な解決志向が、今日の評価につながっているんじゃないかと思います。

 

脱サラして憧れの農業へ

野口さんは元々、農家でも栃木出身でもありません。大学では畜産を専攻し、酪農家になることを目指していました。

広い農地と畜舎などで何億と費用が掛かることから、都内で普通の仕事に就職しました。

15年程サラリーマンをやったあと、憧れであった農業の世界に入りました。

ゼロからのスタート

色々考えた末にイチゴを選びましたが、栽培について何も学んでいなかったため、全て独学でいちご栽培を始めました。

ハウスなども全て建てるところからのスタートとなりました。まさにゼロからのスタートですね。

新規就農について

当時から「新規就農」という言葉はありました。

色々な場所を回ってお願いをしたのですが、「分からないから~行け」の連続で、たらい回しにあったことがあります。

簡単にこの世界に入ったわけではなく、自分で始めることに本当に苦労しました。

イチゴ栽培ハウス突入

元々は田んぼだった場所にハウスを建てています。

栽培しているイチゴの品種は全部「とちおとめ」になります。

腰の高さに栽培容器を設置した高設栽培ですべて行っています。

高設栽培の導入

イチゴ農家の1番大変なところは、収穫時に腰を曲げて獲らないといけないので、腰痛との戦いになることです。

最初はお金がなかったので、土耕栽培から始めました。

この作業を長年腰痛と戦いながらやっていくのは、ナンセンスと思いました。そこから少しずつ徐々にベンチ(高設栽培)を導入していきました。

美味しいイチゴを作る反骨心

高設栽培に変えても最初はすごく良く、土耕に引けを取らない味でした。4、5月後半の暑くなってくる時期になると、水っぽくなりました。

土耕よりも美味しくなるようにということを、ここずっと考えてきました。

農協さんの部会に入って出したときに、ベンチっていうだけで「一緒にしてほしくない」と言われたことに頭がきました。

この人たちより美味しいイチゴを作ってやろうという反骨心がきっかけで、高設ベンチシステムを広げていきました。

イチゴ作りの工夫点

養液土耕と言って培地には土を使用し、培養液(水や肥料等)をチューブで供給しています。

このシステムを使うことで、12月から5月後半ぐらいまで、常に美味しい状態を保つことができます。

肥料の組み合わせ

肥料も液肥混入器といって、液体肥料を設定した時間や量で供給するシステムを使用しています。

通常は1~2種類の肥料を入れていくのですが、色々足していくうちに、現在6~8種類の肥料を同時に入れられるシステムになりました。

常に味を確認しながら調整をしています。時期や天候に合わせて肥料のバランスを調整しないと、同じ味にはなりません。

電解水酵素栽培

電解水は水を酸性とアルカリ性に変えることができます。

酸性水は殺菌能力が高いので農薬の量や使用回数を減らすことができます。

アルカリ水は実の成長やツヤに効果があります。

以上今回の週末畑.comは、 「株式会社ハート&ベリー」イチゴ生産者のレジェンド野口さんより大人気のイチゴがどうやって作られているのかを教えていただきました。

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株式会社ハート&ベリー

ハート&ベリーでは、未来を担う子供たちに安心して食べてもらえる、安全でしかも美味しい高品質な苺・トマトの生産を目指します。

土壌消毒には太陽の熱を利用して殺菌する太陽熱消毒で化学農薬は使用しません。また、殺菌力を持つ電解水や天敵農薬を導入し、減農薬に努めています。

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